シンニュウシャダー!
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初心者物語(第3話)
皆さん、こんばんわー。枝豆です。
読者の方々のおかげで、ついに70000HIT到達です!
ありがとうございます!本当に励みになっております(´;ω;`)
アンテナの管理も任せて頂くことになりましたし、
これからもさらに頑張っていこう、と思っております!


ちょっと遅れましたけど、がおー来訪者さん主催の
ブロガー集会イベントに、私と青々青も参加させて頂きました。

307.jpg

参加者の方のお名前、伏せなかったけど駄目ですかっ!?

ブロガーの方々が、それぞれ自己紹介をしあったり、
新たなLinkを繋げ合う、出会いの場になったりして、
とても充実した集会になったのではないか、と思います。
この集会は定期的に行われるそうですので、
今回参加出来なかった方も、次回は是非参加して欲しいです。

主催者はリレーのように、各ブロガーの方に回っていき、
第2回のイベント主催者は、にゃむzさんで決定いたしました!
詳しい報告は、彼のブログを参考にしてくださいませ。


それと話は変わりますが、遅ればせながら小説を更新しました。
初心者物語(第3話)です。
主人公に初めての友達が出来ました。それは誰か?
そして、これからどのような展開となっていくのか。
続きが気になる方はクリックどうぞ。

308.jpg


――――幾度となく繰り返される、ゴブリンとの戦い。
初心者である私は、まず戦いに慣れることから始めなければならない。
セリアを助け出した後も、ロリエンという森に通い続けていた私は、この大陸に渡ってから初めての友達が出来た。

「…またついてきたのか、タウ?」

それは、二足歩行で動く牛型の、ミノタウロスのようなモンスターだった。

初心者物語 第3話「友達」

私の背中を守ろうとしてくれているのだろうか。
タウはべったりと私に張り付き、中々離れようとしてくれない。

「…大丈夫だ。すっかりここの森には慣れたさ。お前に助けられた時のようなヘマは、もう繰り返したりはしない」
「グルゥ…」

思えば、タウと初めて出会ったのも、この森での戦闘の中だった。
ロリエンの森の奥深く、…つまり深部には、セリア救出の際に私を苦しめた、あのゴブリン投石兵がウヨウヨとうろついていた。
一匹でも窮地に陥ったというのに、それが複数いたのでは苦戦も必至である。
しかし、やられかけていた私を救ってくれたのは、この森の住人であるタウだった。
同じモンスターとは言っても、タウとゴブリンは全然違う。
人間の言葉を理解できるほどの知能はあるし、何より気性が大人しい。
最初は、その獰猛な姿に警戒していた私だったが、ピンチの度に庇われれば、流石に少しは気を許してしまう。
セリアやライナスに、そのモンスターの事を訪ねてみると、タウはロリエンの門番役であり、どちらかというと人間の味方なのだということを話してくれた。タウという名前も、その時に教えてもらったのだ。
タウの方も、私を気に入ってくれたのか、森に入るたびにこうしてボディガードの真似事をしてくれる。
今では、すっかり打ち解けてしまった、私の初めての友達だ。

「気持ちは有難いが、本当に私は平気だ。それにお前が近くにいたのでは、ゴブリンたちも怯えて私に近寄ってこなくなる。それでは修行にならない」

私が苦笑しながらそう言うと、タウが困ったような顔をする。
いや、本当はモンスターの表情の機微など、私にわかるはずもないのだが、何故かそんな気がした。
戦いが好きではないクセに、見た目は強そうなのだから、こいつと一緒にいる間はゴブリンたちも滅多に襲って来ない。
…いや、見た目通り実際に戦えば強いのだろう。
私を助けてくれた時、ゴブリンを一撃の元に倒した、あの大きなタウの戦斧。
あれをまともに喰らえば、私とてひとたまりもあるまい。
…と、私は何を物騒なことを考えているのだろうか。タウと戦うなど、そんなことあるはずもないのに。
そう言えば、タウには同族の仲間がいるのであろうか。
こいつ以外のタウを見たことがない私は、その辺りのことを少し聞いてみることにした。

「お前はいつも一人だが、家族や仲間はどこにいるのだ?…森のもっと奥にいるのか?」

私の質問には何も答えず、タウは静かに、明後日の方向に首を向けた。
どこか別の、遠い場所に思いを馳せているかのような、寂しい目をして…。
少し、立ち入ったことを聞いてしまったのかもしれない。

「…すまない。無神経な質問だったな」

私が非礼を詫びると、タウはにっこりと微笑んだ…ような気がした。
すると、何を思ったのか、タウが突然握りこんでいた小石を、私に押し付けてきた。
…どの角度から見てもただの【石ころ】だ。投石兵の武器なのだろうか?
眉を八の字にして、手渡された小石を見つめている私に、タウは何かを期待するかのような目で、尻尾をパタパタと振っている。
…まるで子犬だ。大きな図体なのに、人懐っこいにも程があるぞ?

「ありがとうな、タウ」
「ウゥ~♪」

背伸びをして、頭を撫でてやると、タウは気持ちよさそうなうなり声をあげた。
私から見ればただの石ころでも、こいつにとってはきっと宝物だったのだろう。
親愛の証を受け取った、と思えば大切にする価値のあるものだ。
今度、この森に来るときは、私の方からも何かお礼の品を持っていくことにしよう。
殺伐としたはずの戦場の中で、どこか暖かい気持ちに破顔しながら、私はタウの頭を撫でていた。

「――――ライナス、品物を売ってくれないか?」
「おう!その言葉を待っていたぜ!剣か?刀か?それとも鈍器か?」
「違う、野菜だ。木の実でもいい」
「…お、おいおい。ウチは武器屋なんだぜ?食い物なんか売ってるはずないだろが」

町に戻った私は、次にタウに会う時に渡すための土産を買おうと思い、まずはライナスの店に立ち寄ってみることにした。
だがやはり、武器屋に雑貨品が売っているはずもないか。
…仕方がない。セリアの店なら何かあるかもしれないし、次は彼女に相談してみることにしよう。

「すまない、邪魔したな」
「ん?…ああ待て待て。食い物は売ってやれないが、別のことなら力になれるぜ?」
「別のこと?」
「おう、お前さんも随分と冒険者らしくなってきたしな。レベルも上がったことだし、そろそろ俺から新しいスキルを学んでみる気はないか?」

…新しいスキル?アッパースラッシュや鬼斬り以外のスキルの事だろうか。
私がすでに、新しい技を覚えられるレベルになっていたとは驚きだ。
だが、教えを請う人間が、何故よりによってこの飲んだくれ親父なのか。
疑問が顔に出ていたのだろう。ライナスはしかめっ面でその理由を説明し始めた。

「…あのなぁ。俺はこれでも、昔はちったぁ名の知れた冒険者だったんだ。
 鬼剣士、格闘家、ガンナー、メイジ。大抵の職の基本技なら、この身にすっかり染み付いてるってもんよ。今のお前さんくらいなら余裕でぶっ倒すことだって出来るんだぜ」

…それが事実なら、どうしてセリアが攫われた時、自分で助けに行かなかったのか。
疑問は尽きないが、ここでそれを口に出せば、ますます会話の流れは混迷としてしまうのだろう。
ここは素直に、彼からスキルを学ぶことにした。

「…私が悪かった。貴方の知っているスキルを教えてくれ」
「そうそう、最初からそう言えばいいんだよ。ところでお前は【SP】がどれくらい溜まっているんだ?」
「SP?」
「スキルポイントのことだ。画面の真ん中の下あたりに数字が載っているだろ?
 新しいスキルを覚えたり、スキルのレベルを上げたりするのに金は一切いらねえ。そのスキルに見合ったレベルと、SPがあればそれだけで覚えられるんだ。
 ただし、一度SPを使ってしまえば、基本的にやり直すことは出来ないからな。スキルを覚えるときは、よーく考えたほうがいいと思うぞ」

…そういえば、セリアもチラッとそんなことを言っていた気がする。
つまり、そのSPというものも無限ではないのだから、後先考えずに色んなものを覚えてしまったら後で泣きを見る、ということなのだろう。
私の現在のレベルは2らしい。まだ、そう沢山のスキルを覚えられる段階ではないことは確かだ。
今の私が覚えられるスキルは――――。

…それから、私はスキル修得の為、ライナスの猛特訓を受けるハメとなった。
厳しい特訓の中、私はいつの間にかロリエンのこともタウのことも忘れ、自らが強くなっていく実感に酔いしれ、修行に没頭していくようになる。

後の私は後悔する。

どこで間違えたのか、何故、アイツの傍にいてやれなかったのか。
誰が悪いというわけではない。
出会いも別れも戦いも、全ては必然べくして起こりえる運命の連環。
新たな戦いの風が、私の知らないところで、大きく吹いていた。

(第4話に続く)
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テーマ:アラド戦記 - ジャンル:オンラインゲーム

コメント
この記事へのコメント
(゚∀゚)b<GJ!!!!!!!!!!!!
2007/04/02 (月) 20:36:51 | URL | ハッ #-[ 編集]
お~初心者物語オモシローイ&感動。モンスターを仲間にして一緒に狩りができたらいいですね(ゴブリンとタウは別として)。ブログ管理者のつどいブログないから参加できないwまた今度あったらUPよろ~。
2007/04/02 (月) 20:59:00 | URL | twiright #QK7smDk2[ 編集]
俺は既に最初の3行で結末を知った
悲しいなあ
またもやPSPから
2007/04/02 (月) 21:03:20 | URL | 隙間の何か #RiUlFD6I[ 編集]
ktkr
実は職業小説家とか
2007/04/02 (月) 21:28:38 | URL | 柳戦流 #-[ 編集]
タウー!!!!
2007/04/03 (火) 00:16:59 | URL | †エフラム† #qbIq4rIg[ 編集]
凄いっす、凄いっすよ
最後が意味ありげw
2007/04/03 (火) 00:21:50 | URL | 双翼 #-[ 編集]
wktkwktk
何気にやってる人には流れ的なものが理解できたんだがそこを枝豆つぁんの手腕に期待しよう(・∀・)ニヤニヤ
どんでん返し!どんでん返s(ry
2007/04/03 (火) 01:17:12 | URL | Sherry #aIcUnOeo[ 編集]
そういえば敵モンスターって日本語話してるよな?
2007/04/03 (火) 08:12:36 | URL | 隙間の何か #RiUlFD6I[ 編集]
ちょw
初めての友達って、人を連想してしまった。
タウは確かに賢いですね~。
なるほど、そっちの考えがあったか!!
ライナスよ…どうしてセリアを助けに行かなかったww
2007/04/03 (火) 20:33:01 | URL | 縁城巴 #jEdBk3EI[ 編集]
>ハッさん
Σd(゚∀゚)グッ!

>twirightさん
ありがとうございます。
ブロガーの集いは、また参加できれば記事にしたいと思います。

>隙間の何かさん
あ~、やっぱ展開バレバレっすか?w
モンスターは、基本的に喋っちゃダメなんだぜ/(^o^)\

>柳戦流さん
小説家とかwwwwありえないです!
でも、最大の賛辞として受け取ります(*´∀`*)

>†エフラム†さん
ぶるぁぁぁぁぁぁ!

>双翼さん
雰囲気重視にしてますが、中々うまくまとまらないですよ!

>Sherryさん
やっぱバレバr(ry
多分、どんでん返しは起きないでしょうが、
ある意味、期待通りの展開にしますぜ!b

>縁城巴さん
そう、タウって元は大人しい生物だと聞いて、
この展開を考えてみたわけなのですが。
ライナスが助けに行かなかったのは大人のじjy(ry
2007/04/04 (水) 00:46:53 | URL | 枝豆 #-[ 編集]
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