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初心者物語(第2話)
いよいよ明日、管理人たちで集まって、
久しぶりにリアルイベントをやろうと企んでおります。
今回は食べ物ネタです。何を食べるかはお楽しみにっ!
一応、50000HIT記念企画のつもりですので、
カウンターが60000を回るまでには公開したいと思っています。
…そういえば、とある読者の方に、
「もう育成指南ブログというよりは、お祭りブログですよね」
とのご意見をいただきました。

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何がどうしてこんなことになってしまったのか(´ω`)
一つだけわかっている事は、
ブログを書いてて、とても楽しいということだけであります。
勿論、育成の方も頑張って書きますよ!(特に焼茄子が)
仮にもこのブログのメインコンテンツですからね。
しがない我らですが、これからも宜しくお願いいたします。


今回もまた小説を書かせてもらいました。
初心者物語(第2話)です。
ゴブリンに攫われたセリアを、果たして主人公は助けられるのか?
続きが気になる方はクリックどうぞ。

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――――戦いとは、自らの命を危険に投じるということだ。
この世界に訪れて間もない、私の力が相手に通用するのか?
誰か別の、熟練した冒険者に任せた方が確実ではないのか?
そんな弱気が、脳裏をよぎりだす。
…ふと気がつけば、私とヒゲ面の男の周りには、誰もいなかった。

初心者物語 第2話「セリア救出」

「どうした?黙り込んで…怖気づいたのか?」

私の葛藤を、見透かされてしまったのだろうか。
男性は腕を組み、どこか失望したかのような目で、私を見つめている。
一度頷いた手前、弱音など口にしたくは無いが、自信がないこともまた確かだ。
私が言葉に詰まっていると、男はおもむろに懐から何かを取り出した。
金貨…?だろうか。
男は、突然私の手を取ったかと思うと、半ば強引にその金貨を握らせた。

「今は手持ちが無いから、これしか渡せんが…。
 頼む!これでセリアを連れ戻してきてくれ!俺はどうしてもあの子を助けてやりてぇんだ…」

そんなに助けたければ、貴方が直接行けば良いのでは?
…と思ったが、私は大人なので、ここで空気の読めない発言は控えておくつもりだ。
掌に乗っている、150ゴールドの金貨。
通貨の価値さえよくわからない私だが、それでも小銭程度の報酬であることはよくわかる。
…しかし、ちっぽけとはいえ、これは彼の願いや思いが託された金貨なのだ。
無碍にすることは出来ない。今は、私しか彼女を救える人間はいない。

静かに踵を返す。
もう後ろを振り返ることはない。
ただ前だけを。
これから始まるであろう戦いのみを見据え、私は歩き始めた。

――――妖精の森ロリエン。
かつて人間と妖精が共に平和な時を過ごしていた時代に異変が起き、みるみる木が生い茂り、日の当たらない茂みに下等生物のゴブリン達が群れをなして生息するようになった。
冒険初心者の腕試しとして知られる場所だ。

ロリエンというダンジョンの案内板を見て、私はホッと安堵の息を漏らした。
何故なら、冒険初心者の腕試しとして知られる場所、と書いてあったからである。
今の私に、ちょうどおあつらえ向きではないか。
セリアのことがなくても、いずれは通らねばならない通過点だったのだろう。
…右手に持つ、棒切れの感触を確かめながら、しっかりと握りなおす。
ここから先は何も考えない。ただ前進あるのみだ。
入り口には、ゴブリンと思われる薄緑の肌をした、気味の悪い亜人が数匹屯っている。
背丈は低く、そんなに強そうには見えないが、持っている武器が私のものより強そうな点が生意気だ。
私の存在に気がついたのか、ゴブリンが奇声を発し、我先へと襲い掛かってくる。
腹に溜まった恐怖を、深呼吸と一緒に吐き出した私もまた、自らの得物を振り上げた。

一足一刀の間合い。
初撃で振り下ろし、続いてなぎ払い、止めとばかりに掬い上げる。
この一連の動作を二度行えば、ゴブリンは倒れてくれるようだ。
ゴブリンどもは見かけ通り、動きが鈍いようで、大勢に囲まれない限りはまず手痛いダメージを喰らうことはない。
一匹が棍棒を振り上げるスキを狙い、鬼剣士のスキルの一つである【アッパースラッシュ】を叩き込む。
動作は、通常攻撃の三撃目と一緒だが、普通の掬い上げと違い、若干の威力増と相手を上空に浮かせる効果が備わっているらしい。
1、2、3と攻撃を叩き込んだ後、即座にアッパースラッシュ。
これで、相手にスタック(防御)されない限り、まず反撃を受けることはないだろう。
無論、モンスター相手の一対一の話ならば…であるが。
次々と襲い掛かってくるゴブリンをなぎ倒し、鬱蒼とした木叢を抜けると、ぽっかりとそこだけ切り取ったかのような、開けた平原が見えた。
そしてその奥には――――。

「…セリア!」

ついに見つけた。
鳥かごのような檻に閉じ込めれられ、恐怖のせいか私に気づく様子もなく、頭を抱えじっと息を潜めている。
すぐに助けてやるぞ、と意気込むも、そこで私の足は止まった。
今まで、私が倒してきたゴブリンとは、明らかに異質なモンスターが檻の前に立っていたからだ。
そのモンスターは、武器を持たない代わりに、石の詰まったカゴを背負い込んでいる。
肌の色や小柄な体躯から、ゴブリンと同族であることは容易に想像できるが、武器も持たずに戦うつもりなのだろうか?
訝しむ私にあっちも気づいたのだろう。周りにいる複数のゴブリンを引き連れ、奇声を上げながら、背のカゴに詰まった石を、私に向かって投げつけてきた。
何かと思えば…投石?
くだらない。そんなものが通用するとでも思っているのだろうか。
打ち返してやろうと、棒切れをバットよろしく野球の打者のように構えなおす。
ヒョロヒョロと飛んでくる石ころを目の前に、タイミングを合わせ、思い切り振りかぶった。
だが、ゴツンと鈍い音を立て、何の変哲もない低速球は私の腹にクリーンヒットした。

「ぐふっ…な、なぜ?」

打ち返せない。ただの投石ではないのか?
思わず膝を落とした私に、わらわらと数匹のゴブリンがにじり寄ってくる。
目の前まで迫った棍棒攻撃を咄嗟にかわし、何とか反撃に出るも、投石によるモンスターの援護射撃は一向に止む気配がない。
一匹一匹は敵ではないが、投石に少しでも戦慄を覚えた私は、どうしてもあの異質なモンスターの一挙一動に目がいってしまう。
余所見をしていた私の頭に、ついにゴブリンの鈍器が直撃する。
このままではやられてしまう。何か…何とかしないと…。
薄れ行く意識の中で、私はもう一つの鬼剣士のスキルを思い出していた。
…異形の左腕がうずく。俺の力を使え、と誰かが私に訴えかけている。
これが…この衝動が…鬼剣士の業。そして、真の力でもあるのか?
鬼手に繋がれた鎖の抑制が撓む。呪いは力となりて、私に獣のような咆哮をあげさせた。

「…ッシャアッ!」

【鬼斬り】。鬼剣士のスキルの一つで、鬼神の力を乗せた気合一閃の上段斬り。
闇の力が、調子付いていたゴブリンたちを、一瞬にして蹴散らしていく。
これで、残りは投石兵一匹のみ。仲間が全滅した事実に愕然としているのか、投石兵は一際高い奇声をあげ、後退しながら手当たり次第に石を投げていく。
だが、落ち着いて見れば難なく避けることが出来る。打ち返せないとわかれば、あとはただ上下に軸移動をし、ヤツとの間合いを近づけるだけだ。
カゴの中にある石が尽きたと同時に、私はモンスターの目の前に立っていた。

「キーッ!キィーーーッ!」
「ウロチョロすんじゃねぇ!」

そして、再び鬼斬り。
投げるものがなくなり、怯えの声をあげ背を向けるゴブリンの背中に容赦なく叩き込む。
断末魔の叫びすら上げる間もなく、ゴブリン投石兵は息絶えた。

「ハァハァ…」

…勝った。だが、また仕事は果たされていない。
滴る血と汗を乱暴に拭い、セリアを閉じ込めた小さな檻を破壊する。
戦いの音に気づいていたのか、セリアは自由になるなり、私の胸に飛び込んできた。

「怖かった…!怖かったです…」
「ああ、怖い目にあったな。だがもう大丈夫だ」

…これはいいもんだ、と鼻の下を伸ばしかけるも、私は紳士なので不謹慎な真似はしないつもりだ。
そっと、セリアの肩に手を置き、出来るだけ優しい口調で話しかける。

「…さあ、帰ろう。みんなが待っている」
「――――はいっ」

こうして、私の最初の戦いは幕を閉じた。
鬼手の開放を垣間見たが、これは私の手に余る危険な力だ。
これからも、さらに困難な激化した戦いに、私は身を投じることになるのだろう。
そして、その度に荒々しい鬼の力に惑わされるかもしれない。
鬼神の力が全てが解き放たれた時、私は正気を保っていられるのだろうか…。
…不安も勿論ある。生き残れるかどうかも知れない旅路だが、今はこの小さな勝利の余韻に浸ることにしよう。
セリアを祠まで送り、救出を依頼した中年男に報告をすれば、それで私の仕事は終わりだ。
祠に戻るとセリアは、私に【野生いちご】という回復アイテムと200ゴールドをくれた。
せめてものお礼、だそうだ。

「助けてくださって、本当にありがとうございました。貴方の将来にエルフのご加護がありますように…」

セリアとの別れを済ませた後、例の男のもとへと再び赴く。
早く安心させてやろう、と足早に向かったはずなのだが、どういうわけか救出の旨はすでに男の耳に伝わっていたらしく、ヒゲ面はのんきに酒を呷っていた。

「おっ、今回は世話になったな!俺からも礼を言わせてもらうぜ。
 そういやまだ自己紹介もしていなかったよな。俺の名前は【ライナス】っつーんだ。この町で武器屋を営んでいる。お前も欲しい武器があったらウチを訪ねてくれよ!ガハハハハ!」

…何とも親しげにバンバンと背中を叩いてくる、この男の人柄は大体に読めた。
依頼が済んだのなら、もうここに用はないだろう、と思い立ち去ろうとする私の背中に、ライナスは慌てた様子で再び声を掛けてきた。

「あー、すまん!折り入って頼みがあるんだが、また聞いてもらえるか?」
「頼み?」
「急に金を使わなきゃならなくなったんだが、さっき酒をたらふく飲んじまって財布が空なんだよな。すまんが、少し貸してくれんか?」
「なっ…、き、貴様っ!」
「たったの200ゴールドだ、俺から貰った金もまだ残ってんだろ?ちゃんと礼の品も用意しているんだからいいじゃねーか」

初心者である私にたかるとは非常に不可解だが、困っている相手をみすみす放っておくわけにもいかない。
ライナスの願いと思いが込められた金貨を丸々返し、代わりに【野生いちご】をまた受け取ることになるのであった。

(第3話に続く)
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テーマ:アラド戦記 - ジャンル:オンラインゲーム

コメント
この記事へのコメント
うほっいい物語!
俺は剣士しか書くことできないな・・・
どうしよう、被る(´・ω・`)
2007/03/24 (土) 23:06:13 | URL | †エフラム† #qbIq4rIg[ 編集]
すごいの一言に尽きる・・・
どうやったらこんなに引き込まれるような物語作れるんだ??
剣士の大人っぽさに惚れるわ。
2007/03/24 (土) 23:38:07 | URL | シェンス #-[ 編集]
枝豆さんSUGEEEEEE!!!!!!1
2007/03/25 (日) 01:39:47 | URL | ハッ #-[ 編集]
すごいですねー。
文章すら考えつきません><

セリアが胸に飛び込んでくる・・・
自分なら普通に鼻の下伸ばしますね(´ω`)
それだけではすまないけど。
2007/03/25 (日) 04:39:08 | URL | 天使(milk #-[ 編集]
SUGEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE(ry
才能ってやつだね、うん
それより、エロ小説は(ry
2007/03/25 (日) 08:39:57 | URL | じぇんえい #-[ 編集]
これまた・・・・・。
もうすごいしかいえません
流石です
2007/03/25 (日) 10:26:58 | URL | 柳戦流 #-[ 編集]
おぉ・・・やるじゃないw
アンダーフット編とかビスマルク実験場とかどうするんだよw
エロ小説見t(ry
2007/03/25 (日) 11:26:25 | URL | しょぶー10 #-[ 編集]
>†エフラム†さん
やらないか
同じ鬼剣士の物語でも、テーマが
違えばかぶったことにはなりませんよw
是非、勉強させてもらいます。

>シェンスさん
う、うう。ありがとうございます!
ここまで言ってもらえると逆に恐縮です(汗)
これからどんな物語にしようか、
今もじっくり思案中であります(´∀`)

>ハッさん
ハッさんURYYYYYYYYYYY!!!!!1

>天使(milkさん
鬼剣士とセリアをくっつけて、
カゴンと泥沼の三角関係に陥らせr(ry
…すみません、嘘ですorz

>じぇんえいさん
才能なんかこれっぽっちもないんでさ・゜・(つД`)・゜・
でも、自分なりに一生懸命なのさ!
エロ小説というイメージ定着済み?www

>柳戦流さん
ありがとうございます^^
でも、自作っていうのは後で読み直して
悶えて赤面するものなんですよ(゚Д゚)

>しょぶー10さん
そ、そこまでいったら初心者じゃないからなぁw
どこまでいけるかわかりませんが、転職までは頑張りたいと思いますb
だからホラー小説だと何度(ry
2007/03/25 (日) 19:22:05 | URL | 枝豆 #-[ 編集]
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